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逃避にみえることがすごい前進だって確信して生きてる。
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ここはzuzuが管理する気ままなかきものサイト。
普通のzuzuの日常書いてたり。本の感想を書いてたり。小説書いてたり。
ようするに書くの止めれない管理人が書く場所欲しかったわけです。
興味ある方は、是非。

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握って。


世界の終焉をみようと 言ったね




ねえこっちを向いてよと、詰るような視線を投げかけ、否。(投げかけたのではなく、貫かせ)
尚こっちを向かないのを、知っていたけど認識して、いや。(いらだちいらだちいらだち)


早く取れ この手を。



どうしてか私は キミと一緒にいることが とてつもなく苦痛。
10歩歩いたら振り返り、真後ろついてく私がちゃんといるか確認するのが筋だろ大馬鹿者。うざい。
助けてくれなんてふざけた言葉口にしなくても、常に私を助けてよ。その大きな冷たい手を、思い切りつかいなさいよ。
目が合ったら微笑みかけて、美しい旋律で視線を絡ませてよ。


あわせろ 歩調を。


ひたすらくるくると、回り続けてと願っているのにどうして。
さっきから言っているのに。ただ回って回り続けて踊ろうと。
ステージはどこでもいい、と、それくらい言わなくたってわかればいいのに。森でも海でも道路でも空でも上でも下でも私でもキミでも。
感じたままに踊りたいだけだって。それくらい。


答えろ 早く。



さあ返事をして。まっすぐ目を見て。
「じゃあ明日は、うちにおいでよ」
言うと、思った。茜はきっとうちに来るのを嫌がる。この前みたあの箱の中身を嫌がったから。―あれを嫌がったかどうかは、確かではないけれど。
茜はなかったことにした。見なかったことにした。どちらかといえば予想外の行動だ。茜はいつだって直球ストレート、そういうタイプだから。むしろあの場ですぐに気持ち悪いと言われるような気がした。咄嗟にこぼしてしまったこれ何、の言葉だけ空に残して、何も見なかった振りを決め込んだ。珍しい。大して仲の良くないクラスメイトがじいめられているのを見て無視できなくて文句を言いに行ったくせに。大口叩いておいて本当は怖がっていたもんだからこてんぱんにやられて、おかげで今でも女子高生は恐怖の対象だと、この前話していたじゃないか。バイト先の方針に納得いかないとすぐ文句を言って、その度に首にされるくせに。そのくせに?あれは無視するのか。別に、良いけれど。

気づかない、ことにした。メールという手段をあまり選ばない茜が、ましてデートの約束なんて少なくとも電話をかけてきた茜が、このときだけメールを使ったことには。


「ごめんね、待った?」
「いや。」
「ハルちゃんさあ、いっつも早いけど昔からそう?」
「え?」
「いや、だから、待ち合わせのときはいっつも先に来るタイプ?」
「そうだね・・・うん、そうだな。」
「そっか。」

くすくすと肩を揺らして笑う茜を見ると、何だかどうしようもなく、ああ茜だと思った。茜といえば笑っている、出会ったときからそんな印象を与えている。そして俺と会っているときにはいつもの大口ではなく、少し控えめに笑うところも、何か一線を超えるのかやっぱり大口を開けて笑うところも何というかとても、茜らしい。
黄色のパーカー、ジーンズスカート。塗り残しのあるマニキュアと、ノーメイクの顔。ヒールのないぺったんこなサンダル。いかにも茜らしい。
夏の似合う女、と茜はよく言われているけれど実際は茜は夏意外の季節もよく似合っている。春だって秋だって冬だって、どんな季節からも拒まれないのだ。それどころかこの世の全てのものからも、茜は拒まれることのないように思える。そう考えると、俺が茜と付き合っていることは何というか、とても不思議なことのように思える。
何だか俺は色んなものから拒まれている気がする。2年前から、ずっとそう思っている。それまでの人生で、俺は何かから拒まれているとかそういう胡散臭いことを考えた事はなかった。俺はそんな哲学者ではないから。けれど2年前はじめて、何だか色々な、全てのものから拒まれている感覚を味わった。それ以来仕方ないのだ、この拒まれているという感覚は、まるで重石のように俺の中に沈殿したのだから。
それじゃバイバイを久しぶりに聞いたら良い曲過ぎて怖い



さて本題に入ろうぞ。




テスト期間すなわち部活休み期間すなわち余剰期間ですね。
とらドラ!をTUTA/YAで借りまくりました。見まくりました。
4周目やっほい!!


とらドラはですね、ようはクオリティ高いです。
これはアニメとか普段みない人でもみるべき。みるべき。
何が素晴らしいって女子が凄い。女子が強い。強い。
何が素敵って、キャラクターみんな素晴らしい。
特に主要女子キャラ3人だけど、素晴らしい。

あのね、皆恋してるんだ。てかもろ恋愛このアニメ。
でもそれなのになんていうか・・・甘ったるいアニメじゃないんだなあ。
女子キャラみんな可愛いんだけど可愛いだけじゃないんだなあ・・・
強くて。本当に強くて!好きな人の事が本当に大好きなんだけど、けど、自分の大事なものは譲らない、なんかカッコイイ。

ってなわけで宣伝してみた。(あれ?途中放棄っぽい
ってなわけで第一話貼ってみた。(今更。

勉強しないとだけど頭痛い。がおー!

ねむーい。がおー!
「晴男くんって、何部なの?」
そのときのゆかりの印象といえばどちらかといえば悪いほうだった。というか、ゆかりが俺を見る目があまり好感の持てるものではなかった。暗い男だと思っていたのだろう。教室ではいつも寝ているだけ。いつも本を読んでいるような男だったらもしかしてそれ相応の同じような趣味の女子が話しかけてきたかもしれない。しかし俺は本も好きではない。さらに言うとゲームもそんなに好きではないから携帯ゲームをとりだすなんてこともしない。さらに言及していけば「ああ、ネクラ」と10人中9人に思われるような、ネクラキャラも確立していない。ようは本当に中途半端な男なのだ。
という、このようなことを全て見通したような目で、ゆかりは俺を見てきた。全部理解している、というような声で、ゆかりは話かけてきた。でも多分、実際ゆかりはわかっていたのだろう。かわいそうなくらい、人の事をよく理解できるやつだったから。
最初から俺の事を全て理解したゆかりが、初めて俺に話かけてきた、その内容は何部か尋ねるものだった。他愛無く、よくある質問。だけど、ゆかりが言ったのだから、それはきっと計算し尽くされて発せられた言葉。俺のような人間に話かけるのに、きっとそれは一番相応しい言葉なのだろう。だから俺はそれ以後、俺みたいなやつに話かける時はいつもそう言う。「お前って、何部なの?」「お前って、サークル入ったりしてるの?」
「吹奏楽部だけど。」
吹奏楽部だと告げたときゆかりはちょっとだけ表情を崩した。多分、吹奏楽、というのはゆかりにとって予想外の答えだったのだろう。うーん・・・小首を傾げ、続けて「何の楽器?」と聞いてきた。
「バリサク。バリトンサクソフォン・・・わかる?」
「って・・・サックス?こう、こうやって吹く、カッコイイやつ?」
そう言ってゆかりは左手を口の近くに、右手を足の方にやり、吹くまねをした。それはまさしく俺の吹くサックスという楽器のそれで、なんだか一瞬、そこにサクソフォーンが存在するかのように正確だった。ただ一つ、気になる事といえば。
「あー、うん。まあ。でも多分・・・」
「え?」
それは、ちょっとしたコンプレックス。だった。中学時代。
何だかんだ言って、俺は中学の頃から吹奏楽をやっていて、ということおは一応今年で5年目ということになる。中学のとき、俺はバカみたいに部活にのめりこんでいた。今までのまだ短い人生を下らなくも振り返って見れば、あの頃が一番快活な、というむしろ唯一快活な時期であった。まあ、言ってみればそんなところもごくごく普通なのだが。
ともかく、俺は中学時代からずっとバリトンサクソフォンを吹いていて、そして一時期、バリトンサクソフォン自体が俺のコンプレックスであった。
「・・・でも多分、お前が想像しているのは、アルトサックス・・・かな?」
「アルトサックス?」
ゆかりはよくわからない、という顔をした。その時、俺はなんて表情の豊かなやつだろうと思った。わかりやすい、といえばそうなのだけど、そういうのとはちょっと違う。素直、というのだろうか。なんにせよ、ゆかりはそれまでも―それからも表情をころころと変えた。誰かが言う下らない一言も聞き零すことなく全てに反応し、よく笑い、よく泣いていた。そのことを、俺はこのときに知ったのだった。
「バリサクは、多分お前の思っているのより、でかくてお前が想像しているよりも、かっこ悪い音を出す。」
「ふーん・・・」

俺は忘れない。忘れられない。その刹那。
―こんな風に思うのは恥ずかしく、馬鹿馬鹿しいけれど。
忘れない、その刹那

「かっこいいね!」
「・・・え?」

輝くばかりの笑顔。ゆかりの良いところを一つ挙げろと言われたら、多分、俺じゃなくても誰もが、笑顔、と答えるだろう。眩しい笑顔がゆかりのチャームポイントだった。
そう、多分。

俺がゆかりに恋をしたのは、このときだったのだろう。
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