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逃避にみえることがすごい前進だって確信して生きてる。
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唐突に聴きたくなって聴いたら唐突に書きたくなってできたもの。
未完。
完成したものを載せる日は来ないんじゃないかと思う。
そんなわけで未完のネタだけが溜まっていく

+ + + + + + + + + +
3つのジムノペディ
 
北欧をおもわせるような部屋。「茶色の」温かみがある。
舞台中央より少々上手側に丸テーブル。テーブルの上にはワインとワイングラス。それから悲しい花
下手奥にベッド
 
 
「どうしてかしら。あれほどまでに絶望を感じていた私は、もうどこにもいない。今の私は、もはや何も感じていないわ。勿論、喜びや楽しさは―けれど哀しみや、苦しみさえもどこかにいってしまったような気さえする―いいえ! それは間違い。なぜなら私は今苦しめられている。苦しみを忘れようとしている自分自身を―恨んでいる! 苦しめられない自分に苦しんでいる! …あれほどまでに絶望を感じていたのに…食事ものどを通らぬほどに…けれど! 今私は何をした? 朝目が覚めて空腹を覚えフレンチトーストを一切れ食べた! ワインもついでと一口含んだ! そうして―私はお昼時になったからとチーズを取り出してナイフを入れた! …私は死のうとさえ思ったのに! もう何も口にすることも出来ないだろう、生きていく喜びも見出せない、生きる意味さえわからない、もう私がこの世に居る必要性などどこにもない、そう言って自ら命を絶とうと、一時はそう決心さえしたのに! 私は今此処に生き、食事をし、またあしたも生きようとしている! そうして絶望を忘れ悲しみや苦しみさえも断ち切ろうとしている私よ! お前はただの裏切り者だ。お前は泣き続けなければならない。あしたもあさっても、お前の命がある限り。朝目を覚まし今日という一日を自分の為だけに捧げることに辟易し夜一人で冷たい布団にはいることに悲しみを覚え、太陽と共に月と共に泣き続けなければならない!お前は忘れる気か? 無欲恬淡な我が夫のことを!」
 
夫、ベッドより起床
 
「やあ、おはよう」
「あらどうしたの?今朝はやけに早く起きたのね。」




この短さで判断も出来ないけれど、zuzuの頭の中では戯曲
夫は死にました。夫との日々の回想がちょくちょく入りつつ現在の複雑な心境
…が、3つのジムノペディ聴きながら書いてたら私の頭が勝手に書いたものです。

…微妙。何が出口になるんだこれ
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