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逃避にみえることがすごい前進だって確信して生きてる。
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温室デイズ。学校の図書館、司書の先生が瀬尾さんのことを好きなのか、それとも文化委員(図書委員)に瀬尾さんファンが居るのか分からないが、兎に角すぐに温室デイズは入ってきた。

話は、学校崩壊がテーマ。
凄く荒れている中学校。でもまだ間に合うと考える、主人公のみちる。そして親友の優子。この2人が起こす、小さいけれど力強い、奇跡の物語である。
優子は小学校のときにいじめられた経験があり、再び自分がいじめられることを恐れていた。しかし、ある日いやがらせを受け、優子を守ろうとしたみちるは逆にいじめのターゲットにされてしまう。
いじめられながらも毎日学校に通うみちる、学校に行くのを止めてしまった優子。しかし、2人は強い意志で、教室を少しでも変えようと努力をする。

優子は、みちるの幼馴染で、不良の間でのリーダー格の伊佐君をどうにかしようと、公園で伊佐君の話を毎日聞こうと試みる。
そんな優子は凄い。学校から逃げているけれど、みちるを助けてたくての苦肉の策だったに違いない。

2人の意思は、とてつもなく凄い。
特にみちるは凄い子だと思う。最後のほうでは、みんなの共同作業で作った花壇を守ろうとして、自分の頭にレンガをぶつけた。あんなこと、絶対に真似できない。必死で下段を守ろうとしたみちるの思いは確実に誰かの心に残り、教室がどれだけ酷い場所だったのかを気づかせたに違いない。


確かに学校は、隙がありすぎて、どんな学校にも崩壊している部分がある。
瀬尾さんは現役の先生である。だからきっと学校の色々な面を知っているのだと思う。そして、戦う中学生の姿を書きたくなかったんだろうと思う。
戦う中学生。なんてかっこいいんだろう。凄い、と思う。私を含む中学生の誰もがこんなに強い意志を持っていたら、学校はどれだけ素敵な場所になるのだろう。

それぞれの方法で、学校を守ろうと頑張った2人の小さな奇跡がまぶしすぎる作品だった。
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